「
乙嫁語り」最新7巻、購入しました。
数ある漫画の中でも新刊の発売をいつも楽しみにしている作品です。
森薫先生の絵は、本当に細部にわたって美しく、いつも感動しながら読んでます。
内容としては、19世紀の中央アジアを舞台にした嫁マンガ。色々なお嫁さんが出てきます。
中でも、特に好きなお嫁さんは、1,2,6巻で活躍する
アミル。
彼女は山を越えて遠くの村から嫁入りしてきます。
お婿さんは、8歳年下の
カルルク。
2人は仲良しですが、中々進展しないのがじれったいです。
カルルクはまだ12歳なので仕方ないといえば、仕方ないですけど(笑)
3巻で出てくる2番目のお嫁さんは
タラス。
美人で性格もいいのに、5人のお婿さんをなくしてしまったと言う可哀想な人。
恋をしますが、それも叶わず、何だか切なかったです。
さて、一転して明るく、4巻と5巻で活躍するのは双子の花嫁。
お転婆な
ライラと
レイリは幼馴染の兄弟と結婚することになります。
4巻、5巻はとにかく明るく元気で良いです。
アミルと
カルルクもちょっぴり出てきますよ♪アミルファンとしては嬉しい限りです。
さて、「
乙嫁語り」7巻ですが。
7巻の見どころは、なんといっても
お風呂シーンが多い事。
森薫先生の描く裸体は男女それぞれ素敵なので見ごたえがあります。
そして
姉妹妻という不可思議で素敵な制度!
姉妹妻とは、お互い夫と子供がいる女性同士が、一生の親友として契りを交わすこと。
なんていうか、素敵ですよね。姉妹という響きも美しいし!
今回のお嫁さんは、地位のある旦那様を持った
アニス。
子供も出来て、旦那様は優しくて、幸せ真っ盛りのはずですが、なぜかアンニュイ。
侍女のマーフに
姉妹妻を持たなくてはと勧められ、出会いを求めてお風呂屋さんへ。
そこで(ある意味)運命の人・
シーリーンと出会います。
はっきり言って
アニスの一目ぼれ。
紆余曲折ありつつも、2人は
姉妹妻となり、めでたしめでたしのはずでしたが、
シーリーンのご主人が倒れて、そのまま亡くなってしまいます。
困窮する
シーリーンに何かしてあげることは出来ないか悩む
アニス。
なんとも美しき姉妹愛ですね。
最終的には、夫の第2夫人として
シーリーンを家に迎える事になるのでした。
アニスの旦那様がいい人で本当に良かった。
最後に裏見どころとして……
アニスのふわふわの愛猫は必見です。
分かり辛い甘え方や、
アニスにぎゅーっとされてる時の仏頂面さえも、何とも可愛らしい。
そしてもう1つの裏見どころ。
カルルクのお母さん、
サニラさんの短編。
お母さん、色っぽくて素敵です。熱出してるのに申し訳ないですが……
7巻は巻末にカラーのミニピンナップが付いていて嬉しかったです。お風呂シーンの(笑)
「
乙嫁語り」8巻が出るのは本当に待ち遠しいですが、ピンナップを見たり、既刊を読み返したりしてしのごうと思います。
(2015.2.23)