イヴ&ロークシリーズの第1巻、「
この悪夢が消えるまで」を紹介します。
J・D・ロブという外国の女性作家の作品で、扶桑社ロマンス等では
ノーラ・ロバーツで作品を多数発表してます。
ノーラ・ロバーツ名義の作品もかなり面白いですが、今回は
J・D・ロブ名義の作品を。
と言っても、
J・D・ロブ名義の作品は
イヴ&ロークシリーズしかありません。
このシリーズがまた魅力的で。私的には文章も登場人物達も、もう最高なのです。
色々な人に布教して回りたいくらい大好きなんです。
この作品との出会いは数年前。区立図書館でふと手に取ったのがきっかけです。
ちょうど長く続く作品を読みたいな〜と思いシリーズ物を捜していたので目についた訳ですが。読み始めるまで全然期待してませんでした。
でも、読んでみてどびっくり!!面白いんですよ、これが!!!
あっという間に読み、後は次から次へとあっという間に出ている分は完読しました。
その後、
イヴ&ロークシリーズに関しては図書館を卒業(笑)し、新刊は自分で購入してます。
いずれ全巻集めてやろうという野望を抱きつつ、経済状況と相談しながらちまちま集めてます。
さて、前置きが長くなりました。
「
この悪夢が消えるまで」(これはもう私の書棚の住人になりました♪)
シリーズ最初の作品にして
イヴとロークの出会いの物語、舞台は近未来のニューヨークです。車、空を飛んでます。
ではでは、まずは登場人物の紹介から。
イヴ・ダラス。この物語の主人公兼ヒロイン(ヒロインと呼ぶと本人は怒りそうですが……)。
ニューヨーク市警の敏腕警部補です。辛い過去を持ってます。
そして
ローク。この物語のヒーローでしょうか。彼はものすごい大金持ちの実業家です。
警察には証拠は掴ませてませんが、暗い過去や危険な経歴があります。
警官とちょっと危険な実業家、一見相性が良くなさそうですが、それは大間違い。
この作品で2人は運命的な出会いを果たすのです。
事件は娼婦殺し。
とあるビルの屋上が殺害現場でした。
イヴは捜査主任として現場へ向かい、そのビルのオーナーが
ロークでした。
最初は容疑者として疑いの目を向けた
イヴですが、次第に
ロークに惹かれていきます。
ロークも警官である
イヴに反感を覚えつつも、彼女の魅力に抗う事が出来ません。
反発し、ぶつかり合いながらもどうしても惹かれあう2人のロマンスと、殺人者を追い、追い詰めるサスペンスを両方楽しめる良作です。
しかも、どちらのパートも本当に面白い。
さてさて、私の手元には日記を書くために取り出した「
この悪夢が消えるまで」が。
久しぶりにもう一度読みたくなっちゃいました(笑)
(2015.2.17)